WERK
2000年にWORKによって創刊されたインディペンデント・ヴィジュアル誌が『WERK magazine』だ。号を追うごとに、まったく異なる新しいアイデアが惜しげもなく盛り込まれるWERKは、「革新的なエディトリアル・デザイン」と「不可能を可能にする高度な印刷技術」と「手作業を多用した温もりのある製本」が三位一体となったマガジン・アートとしてシンガポールから発信され、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、そして日本で熱烈に受け入れられた。
「WERKは本の永続性と雑誌の一過性をあわせ持つ、中間的な媒体です」(テセウス・チャン)
表紙は破られ、小口には蛍光塗料が吹き付けられ、サウンドホールがくり抜かれ(テセウスはギター・マニアでもある)、本文ページには切り抜きが貼り付けられるetc.…。WERKは号によって異なるテーマを、まさにその全身で表現する雑誌だ。
「WERKは“完全なる不完全性”の記録です」(テセウス・チャン)
「WERKはドイツ語でWORK(働く)を意味します。綴りに含まれる“WE”はコラボレーションへの意志を表明しています」(テセウス・チャン)
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